2015年10月2日(金)に、第二回技術ワーキンググループ会合が開催されました。会合には 35 会員 60 名が出席しました。勉強会として、GotAPI 標準化動向、会員企業による取り組み紹介などが行われました。
標準化団体 OMA における GotAPI の標準化の動向について報告頂きました。OMA から GotAPI の White Paper が公開された点、GotAPI 1.1 仕様の策定が開始された点、PCHA と連携しヘルスケアー機器向けの API 仕様の策定が開始された点、3D プリンター向け API 仕様の策定が OMA にて合意された点などが紹介されました。また、その仕様策定スケジュールが発表されました。
一方、W3C では、Web of Things Interest Group が発足し、そこに GotAPI をインプットしていく旨、報告がありました。
GotAPI の解説、GotAPI に対応した DeviceConnect の動作デモ、そして、DeviceConnect のインストール方法から使い方までのチュートリアルを行っていただきました。
また、curl コマンドを使って、REST による API の動作を確認する方法について、解説および実演を行っていただきました。
家電機器と GotAPI 連携に関する取り組みについてご報告いただきました。
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所の取り組みとして、Kadecot(カデコ)についてご紹介いただきました。ECHONET Lite 対応機器を Android 端末と連携する仕組みを持ち、オープンソースとして公開しています。そして、家電連携のプロトコルに使われる ECHONET Lite について、解説いただきました。
また、Kadecot を GotAPI のプラグインとして動作させるデモ(本コンソーシアム第一回総会で展示頂いたデモ)について、技術的な解説をしていただきました。この Kadecot の GotAPI プラグインもオープンソースとして GitHub に公開されています。
GotAPI のプラグインとして ECHONET Lite 機器やソニーのテレビ等を操作可能にする機能を盛り込んだ Kadecot を、7 月中にリリース予定である旨アナウンスがありました。
MWC2015 の OMA ブースにて展示されたデモについて技術的な解説をしていただきました。このデモは、心拍数モニター mio ALPHA の情報を Vuzix スマートグラス製品 M100 に表示します。
このデモでは、スマートフォンと M100 に DeviceWebAPI Manager がインストールされ、各デバイスの連携を実現しています。このデモに使われたプログラムのソースコードは、すでに GitHub に公開されています。
また、M100 で動作するアプリは、Vuzix アプリストアからダウンロードすることができますが、すでに DeviceWebAPI Manager も Vuzix アプリストアにて公開中です。