第7回オンライン総会レポート

2021年4月20日(火)に、第7回総会が開催されました。

コロナ禍の影響により、しばらく会合の開催は休止しておりましたが、このたび、オンライン形式で再開することになりました。総会の後、会員 4 社によるライトニングトークが行われました。ここではその概要を公開します。

デバイスWebAPI/Symphonyを活用したスマート賃貸マンションの取組みについて

株式会社NTTドコモ 吉川 貴 氏

NTTドコモではデバイスWebAPIを活用したIoT PF Symphonyを開発し、様々な実証実験を行ってきた。特にスマートホームの文脈では未来の家プロジェクトでトレーラーハウスによる居住実験を行ってきました。

今回、実在する賃貸マンションをフィールドに実生活の中でのモニター実証実験を行い、技術の検証のみならず事業性の検証を行うこととなりました。本実証実験の狙いや取り組み内容について紹介します。

弊社AI/IoT分野での取り組み

株式会社セック 第三開発部 一番ヶ瀬 敦 氏

1. 株式会社セックの紹介、2. AI分野での取り組み:JAXA様との共同研究について、3. IoT分野での取り組み:IoTアクセス制御エンジンSymphony開発と今後の展開について、の 3 点についてお話しします。

A&D医療健康機器の最近のICT対応と標準化動向

株式会社エー・アンド・デイ 野添 由照 氏

昨年度発売されたエー・アンド・デイの体組成計やコンパクトな上腕に装着する血圧計のコンセプトの一つとしてアプリケーションからのリモート測定と複数ユーザ対応、BtoBのための標準規格対応があります。それをどのように実現しているかという説明、そして、標準化動向として、医療健康系のWebAPIの仕様としてのFHIR及びウエアラブルセンサからのセンシング情報を扱うためのコンテナ形式の標準化について紹介します。

多様なデバイス・利用用途向け文字入力ソリューションの提供

オムロンソフトウェア株式会社 倉谷 剛弘 氏

弊社では長年にわたり機器組込み型の文字入力システムを提供して参りました。一方ここ最近では、様々な業界でのDX化の拡大や多様化するIoTデバイスの登場も相まって、文字入力システムの利用ニーズは増加してきています。

その中で、現在弊社が取り組んでいる新たなデバイスに対する文字入力の実現や、Web技術を活用し用途・業界に特化した文字入力サービスの実現の例について紹介します。