2019年4月17日(水)に、第5回総会が開催されました。総会には 43 会員 87 名が出席し、総会後には講演、そして、会場では、会員 9 社によるデモが披露されました。講演とデモ展示の模様を公開します。
インターネット上へ蓄積された様々な情報が活用されるようになり、そこに集められたパーソナル情報の利活用とその保護が課題となってきています。
このような背景の中で、パーソナル情報を一旦個人に集約し、そして個々がその活用を判断する仕組みとしての「情報銀行」が注目を集めてきています。
講演では、単なる概念としての「情報銀行」だけでなく、具体的なパーソナル情報の利活用と展開についてお話頂きました。
LTE-Advanced の次の世代となる第 5 世代移動通信システム (5G) の期待感が増す中、国内におけるサービス開始、5G ならではのユースケース、そして、5G 普及に伴うビジネスの活性化などが大きく期待されています。
講演では、NTTドコモの 5G への取り組み状況、マイルストーンなどに加え、他社との共創の必要性について講演頂きました。
デバイスコネクトマネージャーを利用して、Wi-Fi 経由でスマートフォンの画面をスマートグラス上の画面にミラーリングするデモをいたします。(ScreenCastApp)
見守りシステムでは心拍センサで取得した生体情報(心拍数、加速度、体表温度)とスマートフォンGPSによる位置情報から、遠隔地においてリアルタイムに作業者の生体情報が確認できます。建設現場、農作業などの屋外現場だけでなく、工場や倉庫などの屋内において作業者を見守る事で健康管理を迅速にサポートします。
携帯型心電計(myBeatホームECG)から送信した心電図波形をスマートフォン、タブレットで受信して専用アプリを介して心電図信号をクラウドサーバーへ転送、保存します。また、クラウドサーバーに保存された心電図波形を端末に表示する事が可能です。訪問看護や遠隔医療、在宅医療等での心電図の観察による見守りにご利用頂けます。
デバイス WebAPI を使用して、タブレットからの制御により、スマホ側で VR 映像の再生、スマホ側に表示されている VR 映像のジャイロセンサー情報をタブレット側に反映し、同様の VR 映像をタブレット画面に表示させるシステムの紹介。複数台のスマホ端末への同時再生も可能です。
文字入力向けクラウド型予測変換サービス「Cloud Wnn」と Web コンテンツ埋込型 IME「Web IME」の組み合わせデモを展示いたします。
IP アドレスを持たない BLE 機器は、そのままではサーバーから BLE 機器を認証・接続しての運用が出来ません。BLE のセンサーから機器認証も暗号化もなしでデータを送信するシステムが散見されるのはそのためです。(これはBLEに限らず、サブGHz等でも同様です。)
VitaNet は BLE 機器の認証とペアリングを自動化してサーバーからの暗号化された相互通信による BLE 機器の簡単な設定と運用をを可能にします。特別な認証チップなどは不要です。
検証キットとしてセンサーに TI 社の SensorTag、 ゲートウェイにラズパイ、サーバーに Windows 10 PC を使い、SensorTag から温度と照度のデータを自動的に収集するシステムを用意しました。貴社で実機を開発する前に、PoC としてお使いいただいたり、BLE 機器とゲートウェイの配置など機器設置の事前検証にお使いいただけます。
今すぐ IoT 化を検討し始めなければと思っている企業、エンジニアの方々が増えている中で、すぐにはプロトタイピング開発がスタートできないのが現状です。
こうした悩みを解決するために、必要なハードウェアとソフトウェアがオールインワンされた国内初のプロトタイピング開発キットが ILC AIR Kit (アイエルシー エア キット) です。
本キットでは Device WebAPI に対応したカメラ、Node-RED ベースのプログラミング環境もセットで提供しますので、購入したその日からプロトタイピング開発や PoC を開始することができます。
Robo Car は、DonkeyCar と NVidia が発表した Jetbot のデモを、GotAPI 対応のロボットカー「Got Racer」のデモをおこないます。
NTTドコモでは、デバイス WebAPI を用いた 5G 時代の IoT プラットフォームとして IoT アクセス制御エンジンを開発しています。今回は、node-RED から本基盤を介して IoT デバイスを自動制御するデモを実演します。