APPS JAPAN 2018 レポート
デバイス WebAPI コンソーシアムは、2018年6月13日(水)~15日(金) に幕張メッセにて開催された APPS JAPAN 2018 に出展いたしました。
当コンソーシアム会員である オムロン株式会社、カシオ計算機株式会社、ユニオンツール株式会社、株式会社NTTドコモ の 4 社が GotAPI のデモを出展しました。
GotAPI (Generic Open Terminal API Framework Version 1.1) とは、国際標準化団体 OMA (Open Mobile Alliance) にて標準化された、デバイスを WebAPI を使ってコントロールするためのフレームワークです。ブースでは、その GotAPI 実装を使って、出展各社の製品の制御を行うデモを展示しました。
また、APPS JAPAN オープンステージでは、カシオ計算機株式会社と株式会社NTTドコモの 2 社が登壇し、デバイス WebAPI (GotAPI) とその活用事例を紹介しました。
パンフレットとブースのパネル
参加者に配布されるパンフレット、そして、ブースのパネルには、デバイス WebAPI コンソーシアムの紹介と DeviceConnect WebAPI の紹介を掲載しました。
デモ展示
APPS JAPAN 2018には 3 日間トータルの来場者が 14 万人ほど (同時開催イベント含む) で大盛況でした。デバイス WebAPI コンソーシアムのブースでは、以下の 4 社によるデモ展示を行いました。
オムロン:環境センサ
環境センサー「2JCIE-BL01」は、46 × 39 × 15 mm サイズの小型パッケージに 6 種類のセンサと無線機能、電池を搭載しています。BLE ビーコン通信採用により、1 対 n 通信のセンサネットワークを容易に構築可能です。また、メモリ内蔵によりデータの欠損を防止することもできます。また、展示会では 7 月より発売予定の「USB 型環境センサー」も展示されました。
カシオ計算機:デバイス WebAPI に対応した EXILIM カメラと制御システムの紹介
デバイス WebAPI と EXILIM カメラを組み合わせることにより、カメラを組み込んだシステム構築が容易になります。カメラ制御用のプラグインアプリと API 仕様は一般公開しているので、どなたでもソリューションに活用できます。システムの例として、複数台のカメラを同時にコントロールするアプリ EXILIM MultiShot を展示しました。
ユニオンツール:心拍センサ WHS-3/WHS-2
心拍センサ WHS-3 (近日発売予定) は、従来の心拍センサ WHS-2 を更に機能アップさせた新製品です。防滴仕様や加速度モードなどの機能が追加されました。さまざまな作業現場での作業員見守りへの活用や、研究用途でのバイタルセンシングにご活用頂ける軽量小型の心拍センサです。スマホ・タブレットとの連携によって簡単な操作でデータの取得ができます。
心拍センサ WHS-2 は、スマホやタブレット端末で簡単にバイタルセンシングが可能です。アプリ開発に必要な情報を GitHub で無償公開しており、独自のアプリ開発ができます
NTTドコモ:デバイスWebAPIの利用事例「みんなのVR」
NTTドコモの法人サービス「みんなのVR」は、デバイス WebAPI の利用事例の一つです。「みんなのVR」を用いることで、他人が体験している VR 映像を外部のタブレットやモニターに映し出せるため、周囲の人へ同じ映像を共有することができます。例えば、イベントや展示会での集客や観光客誘致のPRなどに活用いただくことが可能です。
オープンステージ
カシオ計算機:デバイスWebAPIの活用事例
カシオ計算機 の 山田 卓也 氏より、デバイス WebAPI に対応した EXILIM カメラと制御システムを紹介して頂きました。EXLIM カメラを法人用途で活用するにあたり、さまざまな用途に合わせてアプリケーション開発が必要となりますが、その開発効率向上にデバイス WebAPI の活用が貢献しています。
NTTドコモ:デバイスWebAPIで広がるVRの世界
NTTドコモ の 田中 祐貴 氏より、「みんなのVR」を紹介して頂きました。「みんなのVR」ではデバイス WebAPI が使われており、講演では、その実演もして頂きました。